何ヶ月放置したんだか(滝汗

●近オ合併問題
 21日に行われた実行委員会で、近鉄・オリックス両球団の合併が大筋了承され、合併へ向けまた一歩前進した。ファンを蔑ろにするかのように突然発表された合併表明から1週間以上が経過、条件付きで2リーグ制維持という見解が示されたものの、手続きを踏みつつ、近い将来1リーグ制移行という再編案を模索している。
 一概に1リーグ制と聞くと、どうしてもナベツネ氏の思惑が頭を過ぎる。過去に彼は何度も1リーグ制を唱えつづけている。脅し文句とも取れるだろうが、果たして1リーグに仮に移行したとして、全球団にメリットはもたらされるのだろうか。1リーグ制移行に関しては、巨人戦という「恩恵」に縋っているセリーグ各球団が難色を示している。巨人戦の放映料や観客動員数などから見ても、今以上の収益が見込めるかどうかは不透明な状態だからだ。
 その一方で、1リーグ制に光明を見出したいと、パリーグは前向きだが、一部の代表は「5球団での運営は無理」こう本音を漏らしている。

>やはり映えしはナベツネか。
 今回、オリックス側から持ち上がった合併話。仮にオーナー会議で了承されたとしても、本拠地や選手はどうなるのだろうか?新球団の地域権について、阪神は「協約違反じゃないのか」と異論を唱え、中日が「合併で余る選手配分」への懸念を示している。ナベツネ氏は、新球団135人の中から28人〜30人ほどをプロテクトし、そこからはウェーバードラフトにかけるという案を企画中とのこと。だが、これには少々疑問視する。
 よく考えてほしい。今回は近鉄が解散するのではなく、オリックスとの合併なのだ。両球団の必要な選手をプロテクトし、そこから炙れた選手を他球団が救済するというのが妥当ではないか。新球団のいいトコ取りは、他球団には関係のないことなのだ。ところが、ドサクサ紛れのいいトコ取りを狙う者がいる。誰なのかは言うまでもないが、選手会の言い分は正しいのだ。だが、それを「バカ」呼ばわりしている。利権を手放したくない欲望の権化としかいいようがない。本当に、なんとかならないものか…

>本拠地はどうする?
 大阪府府民情報課のアンケートでも、実に7割もの人が「合併はやむなし」と答えている。
半ば諦めかけているように見えるが、近オ両球団がゴネれば(主張が正論以外の何者でもないが…)来年以降も従来のシステムが続いてくれる可能性がある。

 今一度振り返ってみよう。

 まず、ナベツネ氏が唱える135人中30人ほどのプロテクトだが、ウチ的にはこの数字は少ない。30人という数字では、近オ両球団の面影すらなくなりかねない。ウチ自身は、最低でも70人をプロテクトするのが一番いいかなと思う。両チームの一軍分の人数がちょうど良いのではないか。
 
 次に、新球団の本拠地。今一度、両チームの本拠地を検証してみよう。

 大阪D…集客力があるが、年間の使用料が高額。維持コストだけでもかなりの負担になる。
 神戸GS(YBBスタジアム)…選手の身体に良く、野球場らしいが集客力に難あり。

 吸収するのはオリックスなので、通常はYBBスタジアムが妥当である。だが、大阪Dも使用してほしいとの要望もある。どちらも一長一短だが、あっさりと本拠地を決定されると他方からの反発は必至。将来云々はともかくとして、本拠地・準本拠地の割合は、

神戸…8・大阪…2

ぐらいが妥当だとウチ自身は考える。それ以前に、地域権に関しては「1県(=都道府県)1球団が基本」という主張に蹴られては元も子もないが。

>もう一つの合併話は嘘か真か
 合併話は、実はもう一つあるという。近オ合併の次はどこか、という議論が各々で溢れている頃、合併の第2弾として、ダイエーとロッテを合併しようという話を、先日週刊誌やスポーツ新聞で確認した。もし仮にこれが本当だとすれば、合併チームが2チームになり、パリーグは4球団となる。そうなれば、1リーグ制という、ナベツネ氏の思惑はより現実味を帯びるということになる。仮にダイエーとロッテも合併となれば、本拠地などの問題はどうするのだろうか。
 確認した週刊誌やスポーツ新聞によると、仮にこの2チームが合併した場合、本拠地は福岡になるのではないかという憶測が飛んでいる。今シーズン、ロッテは韓国球界から李選手を獲得したということで、韓国に近い福岡が本拠地として挙げられているそうだが、果たして真意の程はどうなのだろうか。

 そのようにして球団を減らした場合、最終的には2球団のみのリーグになってしまう。その2球団というのはいうまでもないが、安易な理由で削除していった場合、最終的にはそうなり、政治で云うところの2大政党制になってしまうような気がしてならない。
 ともあれ、合併に陥るほど球界が混迷した直接の原因は、改革も行わずに逆行の限りを尽くしたその体質にあると指摘する。これには、「球界の癌」とまで云われているナベツネ氏の存在も大きく関わっている。いい方向へ向かおうとするその道筋を、自分の傲慢と欲望で無理矢理捻じ曲げたそのツケが回ってきたのだ。ファンたちは挙って「ナベツネが死なない限り、日本球界は良くならない」と云う。だが、彼が死んだところで、すぐに球界がよくなるのだろうか。彼が築いたその根幹が根深いものだとすると、その修復に時間が掛かる。
 
では、どうすれば改善されるのか?個人的に改善策を箇条書きで練ってみた。

●従来どおり2リーグ制で行く場合
・巨人を2チームに分け、セパ両リーグに配置。
・ドラフトは完全ウェーバー。自由獲得枠の廃止
・FAは10年で取得、大リーグへの移籍はポスティングを採  用。
・地域密着型構想を実施する。

そしてこの場合のチーム内訳はこんな感じにしてみました。

●2リーグ制の場合(仮にダ+ロが合併し、パリーグが4球団になった場合)

セリーグ               パリーグ
中日                 西武
阪神                 ダイエー+ロッテ
広島                 近鉄+オリックス
横浜                 巨人(西日本)
ヤクルト               日本ハム
巨人(東日本)            新球団(スポンサーとしてトヨタやNTTが妥当)

更に野球界の内外でも改善策を練ってみる。

・巨人偏重の報道を制限。可能な限りの批判・否定を可能にする。
・いわゆる巨人有利の判定「ジャンパイア」の徹底駆除。明らかな不正判定が起きた場合、ビデオ判定や協議の末、処分を決定。一番軽い処分で数試合の出場禁止、最も重い処分は、審判資格の剥奪を設定する。
・視聴率至上主義を完全放棄し、パリーグの試合も満遍なく放送する。セリーグの試合と重複する場合は2元中継(但し、TV局側が意図的に相手チームの攻撃中に中継を代えることも考えられるので、この辺りの調整も必要)か他局が放映し、中継もその後に放送する番組を考慮し完全2時間中継にする。どうしても30分以上の延長が必要の場合は、後続の番組を延期或いは中止にする。
・球界に独禁法を適用させる。
・参入金制度を修正。参入費用を大幅(現在の100〜200分の1ぐらいが妥当)に下げ、第3セクター方式の参入を認める。

これだけ練ってみましたが、まぁ改善策を練ってもナベツネ氏の鶴の一声で全部ご破算になる可能は十分に有り得ますね。もし何かしらの改善策を施しても、改善すら見られないようなら、数年のうちに日本のプロ野球は潰れると思います。結局は滅びる運命なのでしょうか…

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